| 作品情報
レビュー情報
この作品に関しては昔テレビでやってたアニメをチラッと観ただけで、特にアメコミファンでもないんですけど、面白かったです(ひょっとすると少し前に観た「デアデビル」がもうひとつだったために余計そう感じたのかもしれませんが)。敵の親玉マグニートーが実はナチスに家族を殺されたユダヤ人だったっていうのがミソになってますよね。「俺がアメリカに来た時、寛容と平和が売り文句だった。しかしそんなものは世界中どこにもなかった」というマグニートーの言葉(←うろ覚えなんでだいぶ違いますが、大体そんな意味のこと)は、この世界状況の中で聞くとなかなか説得力があります。それに他人に直接触れると相手のパワーを吸い取ってしまうミュータントの女の子(ローガンだったっけ?)や、時に親しい相手をも傷つけてしまうウルヴァリンの鋭い爪など、人と人とのコミュニケーションを暗喩しているような設定も僕には魅力的でした。アクション映画として見ると少々見せ場に欠けるのかもしれませんが、僕はどっちかっていうと人間ドラマとして見てたのであんまり気になりませんでした。近々公開される続編も是非見てみたいです。それにしても、この映画にも出てたんですねハル・ベリー。
【ぐるぐる】さん 8点(2003-04-13 22:17:15)
ぐるぐる さんの 最近のクチコミ・感想
|