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《ネタバレ》 【sayzin】さん、お先に失礼致します。さてさて、最近観た「真夜中の弥次さん喜多さん」の台詞を真似て言うと「オイラ、オンナゴコロがとんと分からねえ」って感じっす。後半、バンデラス演じる青年に愛情を感じ始めたポルノ女優が、部屋を出て行こうとするバンデラスに「待って・・・(自分のことを)縛って」と声を掛ける。それがこの作品のタイトルの由来(「アタメ」とは「縛って」という意味、らしい)なのだが、うーむ。その心境が、分かる気もするんだけどやっぱ良く分からん。正に隔靴掻痒(かくかそうよう=靴を履いたまま、かゆい足を掻くような、もどかしい感じ)。んー、つまり「自分はあなたのことを愛し始めている。でもひょっとしてひょっとすると逃げ出したくなるかもしれない。だから自分があなたから逃げ出さないよう縛って」ってことなのか。つまりは「しっかり抱きしめて、離さないで」って事なのか。てゆーか、こーゆーのは頭で考えても意味は無いのか。よく女の人が「子宮でものを考える」とか言うけど、そーゆー事なのか。しかし、持ってないし、子宮。そもそもあの女優が、なぜバンデラスを愛し始めたのかも、良く分からん。怪我をして帰ってきて、可哀想だったから?彼の心が無垢だと感じたから?それともバンデラスだったから?あれが例えば出川哲郎とかだと、この話は成立しないのか?むー。んでも一番びっくりしたのが、これがハッピーエンドで終わっているという事。ペドロ・アルモドバルという監督さんは数々の問題作と呼ばれる作品を発表する、いわば「鬼才」的な人のイメージがあるのだけれど、こういうアブノーマルな設定の話をノーマルな形でサラッと終わらせる事で「こーゆーのも、アリなんじゃないの?」と提示しているのだろうか。んー、考えさせられる。この作品を観た女性の方の意見が聞きたいです。
【ぐるぐる】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-03 16:03:10)
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