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《ネタバレ》 感動しました。いや、その内容そのものもそうだけど「今から50年以上前にこんな“パッチギ的”映画があったなんて!」って思って(誰かさんの口真似すると「思わず『パッチギだ、』と叫んでしまった」って感じかな)。もちろんジョン・ウェインは塩谷瞬ではないし、モーリン・オハラも沢尻エリカではないし、ヴィクター・マクラグレンはむしろガッツ石松なのだけれども、この映画の中には恋があって歌があって酒があって、対立があってケンカがあって和解があって、悲しみと苦難があってそれを乗り越えようとする意思があって笑顔と温かいユーモアがあって、つまりは「生きる歓び」に満ち溢れている。あの、感動的なクライマックスにおける人々の「わらわら」は、やがて海を渡ってマキノの「ワッショイ、ワッショイ!」に受け継がれ、そして2005年、京都を爆走する朝鮮高校生達の「どどどどどー!」に結実したのだ・・・などと言うと良識的映画ファンから嘲笑されそうだけど、僕は良識的映画ファンじゃないので別に良いです(開き直りっ)。
【ぐるぐる】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-09 12:18:09)(良:1票)
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