| 作品情報
レビュー情報
凄い作品ですねえ・・・。何だかパッケージがとても「マッチョ」なんで、ずっと敬遠してたんですが、本当に現実と誠実に向かい合った、素晴らしい作品だと思います。エドワード・ノートンは、演技は言うまでもなく、あの瞳がすごく魅力的ですね。殺人を犯したときの、あの恐ろしくもキラキラした目、出所後の穏やかな目、とても印象に残りました。あのラストもよかったと思います。こういう題材でハッピーエンドにしてしまうには、あまりにも現実は厳しく、問題解決は難しいですしね。ただ、ちょっと気になったのは「怒り」について。単に言葉に対するこだわりの違いかもしれないのですが、僕は「憎悪」と「怒り」は似ているけど違うと思うんですよね。憎悪っていうのは他人を不幸にして、自分も不幸にするものだと思いますが、怒りっていうものは自分の足を前に進めさせてくれるものだと思うんですよ。ま、映画の評価とは関係ない話ですが・・・。この監督の次回作も、凄く期待してます。
【ぐるぐる】さん 10点(2003-05-19 19:11:23)(良:1票)
ぐるぐる さんの 最近のクチコミ・感想
|