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この作品、率直に言って映画としての完成度は低いと思います。全体の雰囲気がなーんかB級っぽいし(そのためか、ビデオ会社にセンスのないビデオタイトルをつけられてしまった)、何より音楽がうるさ過ぎるのが致命的(後で、ほとんどのキャスト・スタッフにアマチュアを起用したという話を知って納得)。ただこの映画には、サントーシュ・シヴァン監督(名作「ボンベイ」の撮影監督)の平和への祈り、そして命に対する想いが込められている気がして、胸を打たれるものがありました。老農夫の語る「種」のエピソード(邦題はここからつけられたと思われる)、そして劇中で何度も描かれる「水」のイメージ、それは新しい命(希望)と命を育むもの(愛)の象徴のように思えるのです。
【ぐるぐる】さん 8点(2004-03-06 20:34:26)(良:1票)
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