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《ネタバレ》 ジョニー・デップは元々色気のある人ですからね。こういうエロティック詩人という役柄は凄く合ってると思います。そしてまた彼自身、こういう風に自滅していく男の役を好んでいるので、脚本を詠んで出演を即決したというのもよくわかる。ざらついた画質、落とされた色調、暗い照明などの画作りが特筆されます。この主人公は、たぶん頭は凄く良かったんだろうけど、不器用な人だったんでしょうね。そしてまた自惚れがすぎたのかもしれない。最初と最後に、観客に向かって語りかけてくるわけですが、最初のロチェスターは、威圧感や挑発するような堂々さがあるのに対して、最後のロチェスターはもの凄く物悲しいですよね。序盤の前半のロチェスターの色男っぷりとは裏腹に、後半の醜く変貌する様は目を見張ります。作品自体は佳作の部類だと思うけど、デップのファンは見逃す事の出来ない一本だと思います。
【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-04-25 01:51:15)
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