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《ネタバレ》 CIAの工作員ともあろう者が、簡単に女に心を許すのは脇が甘いというご意見もあるだろうが、フェリスの身になってみれば、敵味方関わらず、騙し騙されの完全偽りの世界に身を置いて、それでいて自分のやっていることが本当に平和の為に、安全の役に立っているのかという、そもそもの大義名分さえ疑うようになる、そういう精神状態に置かれているわけで、全てにおいて信じられるものがない中で、あの女性はその「信じられるもの」を欲した彼なりのはけ口でもあるといえる。巨匠としての安定感のある佳作と言ってよい。個人的に好きな場面は、椅子に座ってるラッセル・クロウをディカプリオが倒してひっくり返らせるシーン。予想外で思わず笑ってしまった。
【あろえりーな】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-05-17 21:38:37)(良:1票)
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