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やはり、ラッセル・クロウは主演男優賞を獲得するだけの事はある、今まさに“旬の役者”だということ再認識させられた思いだ。とくに静と動の緩急自在の演技は彼の独壇場であり、最大の武器ともいえる。もう一人の売れっ子、D・モースは一見損な役回りのようだが、それなりに見せ場があるむしろ儲け役であり、今後の活躍が一層期待される。さて肝心のM・ライアンだが・・・。持ち前の脳天気さは彼女のキャラだとしても、窮地に追い込まれたひとりの人間としての悲壮感がまったく感じられないし、二人の男の間では、なにやら浮いた存在でしかない。興行的には絶妙のカップリングなんだろうけど、どう考えてもミス・キャストと言わざるを得ない。ラスト、彼女たちを乗せた車を見送るクロウの虚しい表情は、孤高の男を表現しえて絶品だ!
【ドラえもん】さん 7点(2001-04-15 18:41:37)
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