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この作品を観て最初に連想したのは、ヘップバーンの「暗くなるまで待って」。アクション色が強くなった後半では、やや小粒の「ダイハード」ってとこだろうか。それ以外にも連想する作品はあるにはあったが、それはあくまで連想だけの事で、言わんとしているのは、夫と別れて娘と二人で自立していくには、女は斯くあるべしといった教訓だろうか。それにしてもコソ泥たちに比べて、J・フォスターの頭の良さ・行動力・強靭さはどうよ。これぞまさしく“女マクレーン刑事”!いやそこまでいかなくとも、引退して家庭の主婦になった“クラリス”そのものではないか。これでは、はなから勝負にならずサスペンス映画としては余りにも弱い。彼女だからこの程度で済んだのだが、もしS・ウィーバーだったら、全員皆殺しにされていたかも(笑)。しかし女の強さばかり強調されているようだが、微かな犯罪の匂いを感じとり駆けつけた元夫や警察隊、最後はたぶんそういう行動に出るだろうと誰しもが予測できるF・ウイティカーの存在など、頼れるべき男性像をもきっちりと押さえている点、演出に抜かりがない。こだわりのオープニング・タイトルは、今回もお見事!
【ドラえもん】さん 7点(2002-06-21 00:13:43)
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