| 作品情報
レビュー情報
大人にとっては大変な悲劇である戦争でさえ、子供にとっては意外と胸ときめかすことだってある。この作品は今までのどの戦争映画とも違い、少年の視点で描いたところがユニークで、又、そこがいかにもスピルバーグらしい。捕虜となった上流階級育ちの少年が、日々の糧を得るため収容所で狡すっからく立ち回り、生きていくための処世術を身につけていく。この少年の嫌らしさこそ戦争が生んだ不幸の象徴で、ラスト、彼の変貌に気づかない母親に抱かれ、虚ろな目をした少年の表情が印象的だ。
【ドラえもん】さん 8点(2001-03-09 23:28:45)
ドラえもん さんの 最近のクチコミ・感想
|