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ラストの締めくくり方は、いつものイーストウッド作品的通俗さで工夫が足りないが、心臓移植されたヒーローという着眼点が極めてユニークで、その孤軍奮闘ぶりはやはり彼ならではのもの。古い仕事仲間とのやりとりなどは、ダーティ・ハリー以来の伝統を継承しているし、逃げる車や新聞の束に銃をぶっ放すところなど、まさに歌舞伎の大見得を切るシーンそのもの。イーストウッドという役者としての年季が違うのだ。惜しむらくは意外でもない真犯人に魅力が欠けている点だろうか。
【ドラえもん】さん 7点(2003-02-01 00:44:41)
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