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《ネタバレ》 ヒックス監督のオリジナルに対するリスペクトが伝わってきて、○。キャサリンも、公開当時は「絶対にこのキャラには合わないでしょっ!(怒)」と思って「見るもんか」と思っていたけど、予想外に健闘。そこも○。むしろ「あなたにはムリ」なんて思っちゃってゴメンチャイって感じ。あと、オリジナルよりいいかも、と思ったのは、姪っ子ゾーイ。繊細な彼女の表情は、「この子役、将来どうなっちゃうの!?」と心配にならないでもないけど、とにかく彼女の演技は一級品であることは、間違いない。但しオリジナルの面白さの大きなファクターである「ドイツのフレンチ・レストランで働くドイツ女性らしーい女シェフと陽気なイタリア男」の取り合わせの妙や、その二人が歩み寄るプロセスのドキドキ感は、本作にはないなあ。アメリカ人どうしだもんねえ。国民性の違いといった背景はないわけだから、緊張感の度合いが違う。ただ、ラストシーンのいかにもアメリカ映画らしいまとめ方は、あれはあれでGOOD。オリジナルの最後の見せ場とエンディングのほうが好きだけど、(※オリジナルのネタばれ、削除しました。今までごめんなさい)あの展開は不可能だから、どうオチをつけるかのアイデアとしては、上出来かな、と思いました。あーだけど、残念ながら、料理はもっとおいしそーに撮ってほしかったなー。だから7点か6点か迷いましたけど、見終わったときの感想そのままに7点とします。
【おばちゃん】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-07-07 19:25:02)
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