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いまだにイラク戦争を正当化しようとする政治勢力だってかなりあるはずなのに、こういう映画が作れちゃう、その点はアメリカってすごいわ。昔からアメリカのメディア全体はそういう「一方の意見、立場に対してもう一方の意見、立場も尊重する」というスタンスを持っている、と色々見聞きしてきたけど、その伝統は今も守られてるのね、というところには感服します。でもって家に帰ったら、TVで「地雷除去されてないのはいけないでしょ、それって戦争は終わってないってことでしょ」って番組をやっていて、呆れた。どうして日本のメディアっていつでもそうやって戦争を「対岸の火事」扱いするんだろ。いや実質的に「終わったこと」扱いしてるんだから、「対岸の火事」以下か。但しこの映画、音楽が常に過剰で、そこはうっとおしかった。もっと緩急をつけてくれたらいいのに。画面のブレは殆ど気になりませんでしたが(お断りしておきますが、ブレがすごく気になり、それがためにガッカリした作品だってもちろんありました。いつでもブレが気にならないわけではありません。この作品に関しては、ということです、念のため)、音楽には終始イライラ。人によって気になるところって違うもんですなあ。<追記>一緒に見に行った友人曰く、家に帰ったら家族の本棚に原作本があったそうな。アメリカ国内で優れたノンフィクションに贈られる賞を獲得した本だということです。
【おばちゃん】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-06-02 22:31:56)
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