鍵泥棒のメソッド の おばちゃん さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > カ行
 > 鍵泥棒のメソッド
 > おばちゃんさんのレビュー
鍵泥棒のメソッド の おばちゃん さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 鍵泥棒のメソッド
製作国
上映時間128分
劇場公開日 2012-09-15
ジャンルドラマ,サスペンス,コメディ,犯罪もの
レビュー情報
キャラ設定が秀逸! いわゆる役者の個性に合わせてのアテ書きと思われるフシブシが各所にあり、こりゃ役者さんたちも頑張りがいがあったでしょうねえ。しばらく前からずいぶんウマくなったじゃん!だった広末さん、今回はおそらく最高の自信作でしょう。監督サンもね。

これまでの内田作品は「運命・・」マルマルと「アフター・・」半分しか見てない(こっちは当然何が何だかさっぱり=笑)んですが、どちらも一部キャストに見られるヘタさに、私はイライラさせられっぱなしだったんで(失敬)、今回はハナマル~!!でした。

但し皆さん指摘されてませんが、私は監督はかなり意地悪、皮肉屋、プライド高いお方(もちろんネガティブな意味じゃないですよ、念のため)と見ています。観客への裏切り方がハンパじゃないよ、というのが1つ。いわゆる人が当たり前に価値を置きがちなものへの皮肉も1つ(婚活とか経済的豊かさとか、裏付けを知らなきゃ何の変哲もないものにしか見えないビンテージものとか、エトセトラ)。それから、アイデア枯渇気味のハリウッドでこれのリメイクはたぶん無理でしょう、というのが1つ。だって、銭湯のないよその国に置き換えて制作するのはたぶん無理ですもの。どういうシチュエーションで鍵をすり替えるの!? サウナ? スパ? いずれも、金持ちと貧乏人がそこに居合わせる動機が必要でしょう? 無理だと思うなあ。←ここが良いと思うの。意地でも絶対にハリウッドになんか作らせねーぞ! と内田監督が思ったかどうかは定かではありませんが、思った、と思いたい(笑)。

それにしても私は、本作によって内田監督は、周防氏、三谷氏を完全に越えたと思いますね。それと私の今の願いは、できれば、公開中に「完全満員」となった映画館で、もう一度大勢で爆笑したい!!!ということです。皆様、よろしゅうに。
おばちゃんさん [映画館(邦画)] 10点(2012-09-19 20:29:44)
おばちゃん さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2021-07-10ミッドナイトスワン10レビュー7.16点
2020-08-27マルモイ ことばあつめ9レビュー9.00点
2019-07-09新聞記者10レビュー6.08点
2017-05-12忘れられない人6レビュー7.16点
2017-02-22スノーデン8レビュー6.43点
2016-04-27キャロル(2015)9レビュー7.28点
2016-03-16不屈の男 アンブロークン8レビュー6.11点
2015-08-07靴職人と魔法のミシン8レビュー5.00点
2015-04-13KANO 1931海の向こうの甲子園8レビュー6.91点
2015-02-19おみおくりの作法8レビュー7.40点
鍵泥棒のメソッドのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS