マルモイ ことばあつめ の おばちゃん さんのクチコミ・感想

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マルモイ ことばあつめ の おばちゃん さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 マルモイ ことばあつめ
製作国
上映時間135分
劇場公開日 2020-07-10
ジャンルドラマ,歴史もの
レビュー情報
《ネタバレ》 聞きしにまさる力作。日本統治下時代の韓国。朝鮮民族の言葉を奪われ、創氏改名によって名前を奪われた人々の、言葉を残そうという執念の地下活動とその顛末を描いています。
物語のキーパースンが非識字者だという設定と、彼が文字を獲得していくストーリーは、言葉や文字のかけがえのなさ、必死に守ろうとする動機の深さを五感で感じさせる実に巧みな脚本。
また、映画という文化は各国に共通のものだが、私も含め多くの人たちが馴染んでいるのはやはりハリウッド作品。そのセオリーってやっぱりあるんですよね。たとえばチームの成長、多彩な群像、性格の異なる二人の友情、情けないくらいの人間が大きく成長していく話。私たちの心の琴線て、なぜかこういうものにふれたとき、グイグイと惹かれていく。ね? ハリウッド作品でそういうものを私たちはいっぱい見てきましたよね。シリアスな話の中にも、クスッとするシーンがあったりなども含め、本作も、そのセオリーを見事に踏襲しています。だけど、あざとくない。ここが大きなポイントだと思います。
すごく自然な構成になっているから、映画に自然にのめりこんでいき、後からふと、そういう作品だったんだなと気づきました。これは、世界的な大ヒットに繋がりそうな、そういう予感がします。

主人公役は、「タクシー運転手」にも出ていたユ・ヘジン。脚本と監督は、「タクシー運転者」の脚本を担当したオム・ユーナという人。男性?女性? 「タクシー運転手」のときに女性と聞いた覚えがあったような・・調べたら、やはり女性でした。ユン・ソナとかシム・ウナの名前を思い出すと、ナが最後につく名前は女性名ってことなんでしょうか。

パンフレットを買おうか迷って結局やめて帰ってきてしまったのですが、やはり買えばよかったかな。
劇中、地方の方言にこだわって言葉あつめするシーンがたびたび出てきた、そういうこだわりの背景にあるものも、監督の言葉で聞いてみたいし、ユ・ヘジンへのあて書きっぽいキャラクター設定の話など、パンフレットに出てるんじゃないかと思いますね。読んでみたい。あとで買いに行こうと思います。
おばちゃんさん [映画館(字幕)] 9点(2020-08-27 13:29:06)
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投稿日付邦題コメント平均点
2021-07-10ミッドナイトスワン10レビュー7.30点
2020-08-27マルモイ ことばあつめ9レビュー9.00点
2019-07-09新聞記者10レビュー6.08点
2017-05-12忘れられない人6レビュー7.16点
2017-02-22スノーデン8レビュー6.43点
2016-04-27キャロル(2015)9レビュー7.28点
2016-03-16不屈の男 アンブロークン8レビュー6.11点
2015-08-07靴職人と魔法のミシン8レビュー5.00点
2015-04-13KANO 1931海の向こうの甲子園8レビュー6.91点
2015-02-19おみおくりの作法8レビュー7.40点
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