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待ちに待ったショーン・ペン最新作に意気揚々と見に行ったのだが、どこがショーン・ペンなのだというのが正直な感想だった。扱う題材の違いなのか、被写体があまりに雄大な大自然ゆえなのか、どこか落ち着いた感じがどうもしっくりこない。アルノー・デプレシャンやオリヴィエ・アサヤスの常連撮影監督エリック・ゴーティエが映し出す大自然はたしかに圧巻だし、そこに映すべく人物の配置もバッチリきまってるんだけど、私が勝手に思ってたショーン・ペンの映画ってのは、うまく表現できないんだけど、もっとかっこよくて怖いんだ。画づらが。このノンフィクション小説に惚れこんでいたそうなので「かっこいい」とか「怖い」よりも「美しい」とか「壮大」とか「葛藤」とか「愛」とかを選んだのだろうか。それともこれが今の熟練の域に達したショーン・ペンなのだろうか。いやほんと、完成されたものって感じはします。スラブコミュニティの少女(クリステン・スチュワート)がすごく綺麗で印象に残ったんだけど、やっぱブレイクしましたね。
【R&A】さん [映画館(字幕)] 5点(2010-12-07 14:59:49)
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