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公開当時,映画館で5回見た。この特別編はドラマが膨らんでいるので3、4から見た人はこの特別編の方が理解しやすいかもしれない。
今,改めて観ると,すごく印象に残っていたCGが的確かつ最小限に使っていたとよくわかる。 ハイテンポなアクション映画という印象があったけど、実はスローモーションが多用されてて、要所要所でストーリーやアクションを印象深くしていることに、今更ながら気づいた。 また、アクションの中にも,さりげなくユーモアも所々に散りばめられているのも感心する。 例えば病院で柵をすり抜けるT-1000が手に持っている銃がひっかかって立ち止まるショット。 T-1000の特性をわかりやすく、一瞬でユーモアの中に表現している優れた演出だ。 最近のアクション映画はこういうちょっとした、予算がかかるわけでもない優れた演出のアイデアがものすごく欠けている。物理法則に説得力の無い,空虚にハデなビジュアルばかりである。 この映画を改めて観ると,アクションとは物理なのだと思う。 傑作とは技術や予算よりも、こういう優れた演出で成立していたはずなのだ。 何度見ても面白いのは,要所要所の計算された演出の賜物だったのだと今は思う。 【どっぐす】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-08-05 02:23:14)
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