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これで“2004年度伝説物超大作トリロジ―”を制覇した事になります。まず、簡潔な感想からですが、終始「自由だ自由だ~」と言っているあたりから、どうしても「ブレイブ・ハート」の劣化コピーのような感想が浮かんできます。ストーリー展開も普通ですし尺も短いですし、その点については“歴史劇”としての“重み”は感じられず、どうも薄っぺらい物に感じられます。えー、色々言いたい放題酷評してるようですが、実はこれ、結構好きです。順位で言うと「トロイ」より上で「アレキサンダー」より下、といった感じです。先ほど、ストーリー展開も普通で~…と言いましたが、普通とはいえちゃんとした見せ場もありますし、結構飽きない作りになっていると思います。次に、役者の方ですが、確かに全員パッとしないような感じで誰が誰だか判らん、といった感じなんですが、個人的には、それが返って“目立ちすぎる”奴がいなく、アーサーと円卓の騎士のバランスが良く取れていて、大作映画にありがちな“オレ様映画”になるのを一歩のところで引き止めていると思います。そして、この手の映画に付き物の戦闘シーンですが、地味です。他に比べると確かに地味です。しかし、まるで「真・三国○双」ものように一人で突っ込んでいってウシャ~ウシャ~斬り殺す描写よりも、弓などで遠くから狙撃して徐々に頭数を減らし、炎などで敵の勢力を分断していくという戦法の方が、遥かに理にかなっていると思います。僕はアーサー王伝説は「誰がやっても抜けなかった聖剣エクスカリバーを簡単に引っこ抜いて~…」というようなあっているかもわからない程度の知識なので、本当のところはどうだったのか、なんてことは判りませんが、普通の娯楽大作としては見易く面白い作りをしている作品だと思います。
【クリムゾン・キング】さん 7点(2005-03-20 22:41:08)
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