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レビュー情報
ローレンス・オリビエやアレック・ギネス亡き後の英国俳優の重鎮とも言うべきホプキンスのプロデュース作品。映画界の話題に極めて疎い私が,たまたまレンタル屋で見つけたDVD。「ほお!我が敬愛する”サー”がこんな作品を!」と吃驚しました。ま,かなうことのない老いらくの恋の話でしたが,サーの演技はむしろ滑稽さが漂い,妙な味わいがありました。「日の名残」は勿論,「羊たちの沈黙」や「マスク・オブ・ゾロ」とは打って変わったような芸域の広さはさすが,と思わせますが,少々退屈だったかな,とも思いました。作曲も担当ということでした。旋律線をかいただけかもしれませんが,夏の終わりのウェールズの風光と微妙にマッチした曲想で,往年の英国音楽の伝統的なスコアで聞き映えがしました。思わず,ウェールズに行きたくなったくらいです。
【koshi】さん 6点(2002-05-23 19:55:30)
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