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無用に声高になることなく淡々と,且つ適度な思い入れを込めてストーリーが進行していきました。専門的な知識を前面に出さなかったのが,おそらくこの作品が多くの人に受け入れられた理由の一つなのでしょう。どうして彼等があそこまでロケットに飛びつくように夢中になったのか(主人公がソ連の人工衛星通過を見て,というのはよく分かるのですが),少々食い足りない感じがありました。ついつい評判の高い作品に対しては,批判的に見がちな天の邪鬼な私ですが,本作に関しては,逆に好意的に見よう,という意識が珍しくはたらきました。10月の澄みきった蒼空に(原題からすると10月でしょう)一条の雲となって飛び去るロケット・・・。10点つけたいな~と思いつつも,100%浸りきれなかった私です。こうした,余りに純粋な作品に感情移入するには少々年を喰いすぎたのかもしれません。10代に見たかった・・・。羨望と悔恨・・・。若い皆さん,若いうちにこれを見ましょう・・・。
【koshi】さん 8点(2002-04-26 19:58:23)
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