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悲しいかな、ワタシ、こういうの好きなんですよ(笑)。まあ、イマドキの大作っぽい「技術」過剰のカメラワーク、何とも含蓄が薄弱ですけども、まあ、これだけ徹底してテンポよくやってくれると、逆に、たまにちょっとしたヒネリが入るとまるで変拍子のような味わいが。ジャック・スパロウという曲者の存在が、一見ありきたりで無難な展開に程よく「水を差す」んですよね。さらに楽しいのは、海賊のガイコツ軍団。そう、白状しよう、ガイコツ軍団とのチャンバラ見せられた日にゃあ、もうその映画にゃ逆らえないんだよっ。ちなみにですね、この映画、公開時には、会社の嘱託のジイサン(結構ウルサガタ)も、ニヤニヤしながら「意外にオモロかったなあ」と褒めてたので、昔からの特撮映画ファンには、ちょっと受けがよかったりして? ところでこの映画、『ターミネーター3』と続けて見るとちょっと面白いかも?「お、この海賊も取れかけの首を自分で直してるぞ、何だ、ターミネーターだけじゃなくて誰でもできるのか?」「おいおい、お前、そんな自殺の真似したって、ターミネーターにかかれば、自殺の確率の低さを指摘されちゃうぞ」とか、何かとツッコミを入れられます。ま、どうでもいいハナシですけど。
【鱗歌】さん 8点(2004-08-09 02:09:28)
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