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要するに、変な実験が行われるたびに変な怪人が一匹生まれちゃう、という趣向なんですかね。一作目は、そういう怪人の登場に加え、そもそものスパイダーマン誕生のオハナシやらピーターの人となりやら、とりあえず最初の作品の特権として埋め草的な紹介エピソードには事欠かないので、ソレなりにソレっぽく映画の尺が埋まったのですが、二作目となると、早くもネタが枯渇気味。そこでピーターには失恋などしていただくことになるのだけど、「彼女の面影を胸に秘め悲しみを抱えながら、悪との絶望的な戦いに身を投じる孤独のヒーロー」なんていうシビレる展開はここには微塵も無くって、「失恋したらヒーローとしてもダメダメになっちゃう」というこの軟弱さ。アホ過ぎます。ま、しかし、悲愴感がありゃいいってもんじゃない。あくまでこういう軽いノリの楽しいシリーズなのです。そして、ヒーローだって皆で支えてあげてこそ、活躍できる、という訳ですね。今回の怪人オクトパスも正体はただの中年太りのオヤジですし、あくまで基調はユーモラス。スパイダーマンとオクトパスの戦いには、CGのリアルさばかりではなく、ダークマン風の胡散臭さも感じられて、またそういったところが楽しかったり。
【鱗歌】さん [地上波(吹替)] 7点(2014-11-03 23:32:17)
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