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《ネタバレ》 あの古典的な『猿の惑星』の最後のシーン、自由の女神が埋まっているシーンは、子供心にも衝撃的でしたねえ。さて、どうでしょうか、新編は?監督がリ・イマジネーションとあえていっているようでしたけど、どのあたりに新機軸があるか、興味がありました。で、見終わった感想です。特撮、特殊メークは、やはりすごいですねえ。まあ、この技術は、なかなかできないでしょう。でも、映画のなかで見慣れちゃうと、驚きは持続しませんね。Apeの動きとか、演技はとてもすごいと思いますが…ストーリーは、どうでしょうか?リ・イマジネーションと言っている割には…まあ、こういう有名映画のリメイクは、リスクが大きいですよね。例の、大いにこけた『ゴジラ』なんて、典型的でしょう。金を出した人が、気の毒になるくらいです。元の作品のイメージが強すぎて、何をやっても、比較されてしまいますしねえ。う~ん。まあ、元作を知らないという振りをして見てみると、いい線いっているでしょうね。でも、でも、でも、でも、やっぱり元作と比較しちゃいます。チンパンジーのエーモスとか、もっといじりようがあったような気がします。設定が、少しまともすぎるんでしょうか?極端な宗教国家とか、全体主義国家とかにしても、よかったかもしれませんね。そのあたり、冒険しない分、ストーリーとか設定が安易に決まったような気がします。まあ、練りに練ったんだろうけど、落ち着くところに落ち着いちゃって、役者の演技とか、特殊メークに凝ってしまったのでしょうか?結論、ロードショーでみなくてよかったあ。というところでしょうか? (2003年)
あとの方のレビューをみて考えたのを、追加します。アメリカ人のトラウマって、いろいろあるだろうけど、そのひとつが、奴隷制度と南北戦争なのでしょうか?昨今のネオコンの台頭なんかみてると、歴史の針を一気にダークサイドにもどしてしまうよな、アメリカの心の闇を感じてしまいます。でも、懲りない人たちがいるし、現代のアメリカ人がトラウマを共有しているようには思えないのですが…歴史的事実だろうけど。 【クゥイック】さん 5点(2003-06-07 23:32:55)
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