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《ネタバレ》 リーアム・ニーソン父さんが、前半は娘を病的に心配してオロオロしたり、目の前でデレデレする姿は新鮮に見え面白くて笑ってしまうほどでした。そして中盤以降は娘救出一人部隊長として暴走・・お父さんはジェイソン・ボーンかと見間違うぐらいの格闘と頭脳のキレ味は相当な上に、リーアムの重厚な存在感も合わさりボーンとは、また一味違う魅力のキャラクターに創造されているのは良かったです。たまたま怒りのリーアム父さんに出くわしてしまった悪党はお気の毒さま・・・。終盤に向けてさらに暴走は拍車がかかり、しまいには事件に関係の無い女性に直接、危害!もう行く所まで行け!しかしクライマックスに対峙する悪党の中途半端な存在感で決着はインパクトが大分、薄れてしまい『えっ?』という感じでした。もうひと盛り上がり欲しかった感じもしますが、93分と短めで冗長なシーンもなくギュッとまとめてくれたのは好感持てます。あとボディガードする有名歌手とリーアム父さんとの関わりは、本筋とあまり関係なかったのは残念ですね。この映画は内容だけ見ると、ただの突っ込み所いっぱいのB級アクション映画にすぎないと思うのですが、リーアム・ニーソンのただ事じゃない存在感のお陰で(バリバリ、アクションをやる姿が微妙に似合ってない所もいい!)簡単に素通り出来ない魅力の映画になっているのは確かなようです。
【まりん】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-08-23 16:45:50)(良:1票)
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