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《ネタバレ》 原作の面白さが全く表現されていない。周到に練られたはずのソニエールの暗号が、どれもあまりにあっさり解かれてしまっていて、一つ一つの暗号が印象薄になってしまっている。原作のラングドンはキリスト教の歴史に対して、テイービングと似通った見解を持っている人物であるのに対して、こちらのラングドンは極めて一般的な宗教観を語る。あくまでも一般アメリカ人にとっての悪役は、まさに悪役のティービングだけになっていて、作り手の「逃げ」を感じた。映像化されて良かったところといえば、紫檀の木箱、クリプテックスなどのアイテムがヴィジュアル化されたこと、最後の晩餐の説明をCGで分かりやすくしてくれたこと、ソフィーがシラスを殴ったところくらいか。あとは原作を読んだほうが十倍は楽しめる。
【ちゃか】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-04-17 17:42:26)
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