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まずはCGをイヤミなくさわやかに映像表現した曽利監督に拍手です。CG技術者だけに、それがハナにつくような監督デビュー作ではないかという私の不安は見事に不的中。CGが浮くことのない、おみごと!な作品に仕上がっています。監督自身「役者の演技があってこそのCG」と言うように、それぞれのキャラを演じる役者もいいです。6面揃ったルービックキューブは、ヒーロー到来の記号だけではなく、6人のキャラがみごとにかみ合った象徴ではないかと推しました。ペコ、スマイル、ドラゴン、アクマ、チャイナ。ん、、、1人足りない。大人なジョーとオババは除いて、もう1人誰だ・・・。いた、キャプテン大田だ。荒川良々が実にいい味出してますねー。笑わせてくれます。それとピンポンのラリーのシーン。見応えたっぷりなのですが、このラリーという意味では、カット割のシーンと長回しのシーン、躍動感と会話の深み、これらもきれいにラリーされているように感じました。巧みです。次作に大きな期待を抱かせるのに十分な監督デビュー作です。
【彦馬】さん 9点(2004-04-27 11:49:52)
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