罪と罰(1983) の 彦馬 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ツ行
 > 罪と罰(1983)
 > 彦馬さんのレビュー
罪と罰(1983) の 彦馬 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 罪と罰(1983)
製作国フィンランド
上映時間93分
劇場公開日 2002-01-26
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 オープニングの虫を斧で真っ二つにするシーン。このシーンが最後になって効いてますねー。作品全体を支配していたとは。さてこの映画は、とにかく主人公ラヒカイネンを“待つ”映画ですね。エヴァは彼の良心と愛を待ち、警部は自供を待ち、友人はフェリーにやって来るのを待つ。そして観客は彼の心の隙に溶け込む希望を待つ。私も予定調和として彼の無表情にいつしか希望が宿るものと思い込んでいた。裏切られた。最後までラヒカイネンに突き放されたのは、エヴァとともに、われわれ観る者でもあったのだ。ラスト、ラヒカイネンがその中に消えていく刑務所の扉。その扉の隙の無さ、頑丈さは、どんなものをも拒む彼の心象としてなんとも余韻を残す。
彦馬さん 7点(2004-04-15 16:48:56)
彦馬 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2007-02-17Gガール/破壊的な彼女6レビュー5.71点
幸せのちから8レビュー5.51点
2007-01-10かもめ食堂9レビュー6.62点
2007-01-10スワンプ・ウォーター8レビュー8.00点
2007-01-10結婚の夜8レビュー7.00点
2007-01-10ガラスの脳8レビュー5.12点
2006-12-12小早川家の秋9レビュー7.10点
2006-12-12東京の宿7レビュー6.44点
2006-12-12戸田家の兄妹9レビュー8.18点
2006-12-12淑女は何を忘れたか10レビュー7.73点
罪と罰(1983)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS