おかあさん(1952) の 彦馬 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > オ行
 > おかあさん(1952)
 > 彦馬さんのレビュー
おかあさん(1952) の 彦馬 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 おかあさん(1952)
製作国
上映時間98分
劇場公開日 1952-06-12
ジャンルドラマ,コメディ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
なんと爽やかに泣ける映画なんでしょう。長女を演じる香川京子が障子の影に隠れてニコッと顔を出す・・・これなんです。戦後のクリーニング屋一家を舞台に、家族が一人また一人と消えていき、その時はみんな障子の影に隠れたように伏せるのですが、次にはニコッと顔を出し未来を覗かせるのです。おかあさんの奮闘ぶりも仰々しくなく、戦後に生きる庶民の生活=働く・着る・食べる・寝るを淡々とユーモラスに、そして愛情豊かに綴られるショットのリズムの心地よさ。“ママの思い出”のように語られる香川京子の独白は、思い出どころではなく、ここからしっかりと生きていくという母への誓願のように聞こえました。涙でしわくちゃになった顔にはどうぞアイロンでもあてて下さい。傑作です。
彦馬さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2005-05-09 22:05:53)(良:3票)
彦馬 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2007-02-17Gガール/破壊的な彼女6レビュー5.71点
幸せのちから8レビュー5.51点
2007-01-10かもめ食堂9レビュー6.59点
2007-01-10スワンプ・ウォーター8レビュー8.00点
2007-01-10結婚の夜8レビュー7.00点
2007-01-10ガラスの脳8レビュー5.12点
2006-12-12小早川家の秋9レビュー7.10点
2006-12-12東京の宿7レビュー6.44点
2006-12-12戸田家の兄妹9レビュー8.18点
2006-12-12淑女は何を忘れたか10レビュー7.73点
おかあさん(1952)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS