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《ネタバレ》 美少女が白血病で死ぬなら赤いシリーズじゃないのなんて事思いつつ、多少泣いてもいいかなと思って観に行ったんですが、泣かせのトラップに引っかかりまくり、涙のジェットコースタームービーでした。これは男の方が泣ける映画なのではと思いましたよ。私は大沢”朔太郎”の言葉にやられましたよ。淡くまぶしい大切な恋も痛くツライ重たい恋も忘れてしまう訳無いじゃないですか。みんな心の底に沈めて気が付かないフリしてるだけ、どこかで引きずりながら生きてるからオリも溜まるんだよ。大沢”朔太郎”の亜紀への想いは心の中でワインの如く熟成されているのに、テープの中の亜紀はストレートでフレッシュなままで戸惑い、苦悩する。長い時間と婚約者がいてやっと整理のつく事かもしれない。死に行く亜紀に何も出来ない無力感を味わった朔太郎だが、死んだ人間に対して何か出来るのは生きている人間だけなのだ。地球の中心って生きている人間の数だけあるんだなんて感激してしまった。ただ婚約者のビッコ、カラミ方や行動などに不自然さが拭えない。あと散骨シーンはどの映画で出てきても「ビック・リボウスキ」を思い出して笑ってしまう。一緒に観に行ったXイチネエちゃんの新婚旅行先はオーストラリア、エアーズロックで、離婚理由はダンナさんがある病気を隠していたからなんですよ、このオンナに愛をさけぶヤツはいないと確信した。
【亜流派 十五郎】さん 9点(2004-05-11 23:09:20)
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