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自他共に認める大嫌いなトムハンクスが主役でありながら観にきたのもコーエンBros.だからこそ。オープニングシーンからコーエンチックな画や音楽等を見せつけて面白く、キーとなる橋にもキッチリ戻って来ますし、今回は何が舞うかと思ったらマントでした。だが、今一乗れない、脇が甘いんだ!ドロボウ一味のキャラがいつものコーエン映画に比べ薄く、キャラ付けが曖昧でまるで生きておらず、全然レディ・キラーズでは無いのだ。単なるトムハンクスの「オレって上手いだろ、オレって面白いだろ、主役はオレだよ」っていうトムハンクス映画にしてしまっている。トムハンクスが自分を生かすためにかなり口出ししたんでは?と無粋な考えを廻らせてしまう。「なにビビッとんねん、トム」と言ってやりたい。脇役にコーエン映画の常連ブシェミ、タートゥーロ、グッドマンのようなアクの強さがない。彼らが脇を固めてくれていたらもっと面白かっただろうから残念。結論としてはやっぱり私はトムハンクスは嫌いだ。
【亜流派 十五郎】さん 4点(2004-05-24 23:08:12)
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