にんじん(1932) の Rei さんのクチコミ・感想

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にんじん(1932) の Rei さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 にんじん(1932)
製作国
上映時間91分
ジャンルドラマ,モノクロ映画,リメイク,小説の映画化
レビュー情報
原作はただひたすらいたいけな可哀想な少年、という印象だったが、映画版フランソワ少年には非常に底力を感じた。自分の置かれている状況の不条理さや、母親の滑稽さをとても冷静に観察している。ユーモアもあり、非力ながら抵抗も試み、子どもが本来持っている「生きる事への本能」を感じさせてくれた。だから尚更、自殺(未遂)へと行動が向かったのは痛ましい。家を飛び出してでも生き延びてほしかった。でもそれだけ母親の呪縛というものは強いのだろう。美味しいところを最後さらっていった父親は、鈍感にもほどがある。子供を追い詰める母親がそうなった責任の一端は、間違いなく夫にあり。
Reiさん [映画館(字幕)] 8点(2003-09-14 09:02:01)(良:1票)
Rei さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2006-08-29髪結いの亭主8レビュー7.05点
2006-04-14先生のお気に入り8レビュー8.00点
2006-04-14いつか読書する日10レビュー6.50点
2006-03-06恋人までの距離(ディスタンス)9レビュー7.49点
2006-02-18ビューティフル・マインド9レビュー7.13点
2006-01-12小説家を見つけたら9レビュー6.52点
2006-01-03招かれざる客(1967)9レビュー7.47点
2005-11-09ストーリー・オブ・ラブ7レビュー6.31点
2005-07-31非・バランス8レビュー6.96点
2005-07-31恋愛小説家9レビュー7.44点
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