27.内容が面白いかどうかは微妙だけど、いじめに対する解決策としては好感が持てた。 子供の場合、学校生活が世界の大半になってしまい勝ちだけど、それ以外の世界に助けを求めるのは正解だと思う。 菊ちゃんとの出会いで世界が広がって救済されるというストーリーは説得力があった。 本来なら親がその役割を果たすべきなんだろうけど、どんな形であれ救われたならハッピーエンドだと思う。 菊ちゃんがその後どうなったのかは気になるけど、チアキと過ごした時間は幸せだったと思うから、それはそれで良かった。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-01-28 15:00:39) |
26.《ネタバレ》 菊さんはあれから何処に行って、何して生きていくんだろう?金貸しは探し出すだろうし・・。女の子は友だちできて、楽しい時間が始まるんだろうけど・・。これってハッピーエンド? 【トント】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2014-08-05 22:02:44) |
25.《ネタバレ》 まずは題名の意味がよくわからないので落ち着かないが、外見からすれば中年オカマと少女の組み合わせが不釣り合いということか。また少女が長身で大人びた顔のわりに年齢に似合ったガキっぽさも出しているのがアンバランスともいえる。 ところで“人生のブレイクスルー”について考えた場合、少女の級友が過激な行動によって一発で実現していた(いきなりで驚いた)のは効率的ではあるが、しかし万人向けとしてはもう少し穏健なやり方が望まれるところである。 まず、無理に保っていた平衡状態をぶち壊すのは効果的である。少女の場合は突然出会った異質な人物が、独りよがりな「戦略」をなし崩しにしたのが突破口になったらしい。一方で中年オカマは深刻さのレベルが全く違っていたわけだが、それでも少女がまっすぐで無遠慮な好意をぶつけたことでプライドが根底から崩れてしまい、それでかえって次の道が開けた気になったようである。 また人間関係の取り方に関していえば、調和を優先して自分が引くとか迎合していればいいのでなく、あえて自分を出して衝突するのが問題の打開につながることもある。終盤で少女が仇敵に喧嘩を売ったのは痛快だったが、同時にその仇敵の方も、無道なことをすれば手ひどい反撃を受けると思い知ったことで別の教育的効果が生じたとも考えられる。 映画のラストでは、以上のブレイクスルー後の新しい安定状態が示されていたようで、ここでは新しい友人に自分のことを伝えたい、という少女の思いが、ほのぼのした音楽とともに素直に心に入って来る。そのように他者と心を通じ合うきっかけとして、まずは助けを求めてみてはどうか、というのがこの映画の提案だったようだが、しかし中学生はともかく大人の立場としては体面もあるのでそう簡単にはいかない。いい歳をした大人が、全てが崩壊した後になって初めて少女に泣きついていたのは情けない有様だったが、それだけに同じ大人としても切ないものがあった。 なおこの映画では舞台を特定の地方都市に設定しており、自分が昔ここに住んでいた頃に、オカマに迫られて脱がされそうになったことを思い出す(劇中の文化横丁ではない)。映像に何度か出る霊屋橋(おたまやばし)の周辺は緑が多く、角度によっては山中の渓谷のようにも見えるが、これでも市街中心部に隣接した旧城下町の一角である。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-05-18 01:23:22) |
24.《ネタバレ》 自分には思わぬ良作でした。 思えば、オカマって時点で自分に素直に純粋にウソ偽りなく生きている訳で、だからこその少女との爽やかな友情物語になり得たのだと思う。 いい歳のオッチャンの私だが、いい歳なりに抱える日々の不安やらを打ち破る勇気を貰えた気がする。 そして、まだ行ったこのない未体験ゾーンのオカマバーに行ってみたくもなりました(若い頃、伊勢佐木町でオカマに追い回されたことはありますが・・・怖かった)。 オカマ役の小日向文世さんが良いのは勿論のこと、少女役の派谷恵美ちゃんも素晴らしく、彼女の出演作があまりないのが残念でなりません。 今頃、いい歳ごろの女性になっているのでは?・・・と。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2013-09-01 07:57:11) |
23.近年の作品だったら小日向さんのオカマ役はもう定番すぎて…って感じだけど、11年前の作品なんですよね。髪型のせいか途中までヒロインの派谷恵美を菊地凛子と勘違いしてた。ストーリーはちょっと物足りなかったけど、取っ組み合いのシーンはよかった。評価は4点だけど、日頃から見慣れた地元仙台のの風景に1点追加して合計5点。公開当時に見ていたらもっと評価が高かったかもしれないのが残念だ。 【時計仕掛けの俺んち】さん [地上波(邦画)] 5点(2012-12-08 06:05:49) |
22.《ネタバレ》 主人公の少女を演じた派谷恵美がかわいい! 声はとってもキュートで、細い体がこれまた素晴らしい! 彼女を鑑賞するだけでも楽しめてしまう美しく繊細な邦画だ。 小学校時代のいじめが原因で心を閉ざした少女と、借金まみれのオカマが織り成す人情ドラマ。 この二人の奇妙な友情は、とっても透明感があった。 性という障壁がない分、年齢も関係なく、実に純粋な友情の形が描かれていたように思う。 決して派手な魅力はないが、観る者の心を洗うような清らかな佳作である。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2010-04-26 00:59:21) |
21.《ネタバレ》 クールに生きていこうとする元いじめられっこの女の子がオカマと仲良くなるお話。主人公の女の子は、クールと見せかけて普通の子だし、実は極めて平凡なストーリー展開。オカマのコヒさんの個性は強いですし、テンポも悪くないので、さらっと見易い映画です。 【すべから】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-03-24 18:38:42) |
20.とにかく小日向文世の存在感だけですでに8点。 どんな役を演じてもコヒさんはあったかい。 そして厳しい。なぜか凛々しい。私のまわりの人は誰も 賛同してくれないけどセクシー。 地味万歳!日本中に菊ちゃんが散らばれば、思春期を 傷つきながらも上手に泳げるワカゾーが増えるだろうに。 【Rei】さん [地上波(字幕)] 8点(2005-07-31 17:14:38) |
19.いじめに傷ついた心と子供から見た大人の世界ってことで、小・中学生には良いかもしれません。しかし、(原作が児童文学らしいので仕方ないかもしれませんけど)大人が観るには少し辛い出来。中途半端にファンタジックな演出は、フワフワと浮ついてる様で座りが悪いし、子供の心の「アンバランス」に、安っぽい原因と結果を示してるのも面白くない。本作を観ると、同じ様にアンバランスな中学生を描いた「害虫」が、いかに優れていたかが解ります(ま、宮崎あおいが相手じゃ分が悪すぎる様な気もしますが…)。この映画は逆R-15(15歳以上、視聴制限)に指定したい、5点献上。 【sayzin】さん 5点(2004-11-12 00:53:04) |
18.青春だね。自分にも菊ちゃんのような理解者が欲しかったわ。緑のおばさんが印象的、緑のおばさん緑のおばさん緑のおばさん、、て考えてきたらなんか怖くなってきた汗。。…関係ないか。映画というより、深夜にやってる質の良いドラマな感じ。 【はげねずみ】さん 7点(2004-07-16 03:57:43) |
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17.凄く好きです!感動して泣いたところがあります オカマバーで一曲歌うところとか 凹んでいる時これを見ると元気が出ると思います。。 【れみ】さん 10点(2004-07-03 19:02:00) |
16.面白かった。あのルール好きだな~。十代っぽい感じ出てて良かった 【ムート】さん 8点(2004-06-13 14:15:44) |
15.切ない映画ですね。思春期の少女に見てもらいたいです(何を感じたか聞きたいです)。自分は小日向文世の演技力にすっかりハマってしまいました。素晴らしかったです。 【カロ】さん 5点(2004-06-05 17:31:25) |
14.小日向文世の演技が見所。オカマのせつなさにしみじみ。しかーし、彼の演技で陰湿になりがちなストーリーがさわやかに感じられました。羽場裕一のどうでも良さも○。 【はざま職人】さん 8点(2004-06-05 01:02:06) |
13.好きな作品です。確かの映画を観た時予告が気になって借りました。中学に入って決めたこと、友達は作らない、とかそういうセリフが気になって。 あとなんだったかな、かっこ良く生きる?かな。忘れました。だれか覚えてますか? 【みき】さん 8点(2004-03-15 02:16:15) |
12.私はこの作品を昼日中に観ていた。百人ほど入る映画館には自分以外には数人しかいなくて「ああ人気ない映画なんだな」なんて思っていた。自分自身ロマンチズムに覆われた寓話的作品には食指が伸びないのだけれども、なぜかそのときインスピレーションが働いてこのチケットを買った。上映終了後、私は泣いていた。号泣していた。エンドロールが終わっても泣いていた。そんなこと初めてだった。少女の閉ざされた世界が菊チャンによって打破されたこと、いじめなんてつまらないことから吹っ切れたこと、そして、性別も年齢も棲む世界も違うこの二人の友情が素晴らしすぎて心が震えたんだと振りかえるが、なんでそんなにも泣いていたのか正直良く分かっていない。もう一度観ようとは思わない。アラが見えてしまいそうであり、素直に感動できなくなった自分がいそうであるから。しかし、この作品から受けた心の動きは今も残る。決して世間的には絶賛されてなくても、そこはかとなく愛着がある映画だ。 (映画館) 【komati】さん 10点(2004-02-24 22:32:18) |
11.小日向文世の優れた演技力と派谷恵美の素人演技(良く言えば超自然な演技)による、まさにタイトルどうりの「非・バランス」な所が実に良い感じの作品でした。何処が良いだの、悪いだの、そういう所は一切無いが、ただただ見入って物語にのめり込んでしまう。特に小学校でのいじめっ子との取っ組み合いのシーンでは、自分にいじめられた経験があるわけでもないのにチアキにえらい感情移入してしまった。強いて言えば全体のキー?となっている”緑のおばさん”の意味が良くわかんなかった。舞台がわたしの愛する”杜の都”であり、ほとんどのシーンが観なれた近所だったので、それだけでもわたしとしては見る価値十分だった。よって作品自体には6点。で全編”杜の都”と言うことで1点プラス! 【カズゥー柔術】さん 7点(2003-12-17 03:06:31) |
10.小日向文世が大好きです。実にうまい。もうオカマにしか見えません。しかし、この映画では中学生の子達の演技に泣きました。取っ組み合いのけんかのシーンは胸にぐっと突き刺さりました。 【如月CUBE】さん 7点(2003-10-06 19:15:19) |
9.少女二人の取っ組み合いのケンカ、、、、。そうさ、いじめは愚か者のすることさ、、、、。 【あろえりーな】さん 5点(2003-10-03 16:52:23) |
8.若い時期の視野の狭さと、それを乗り越える心の成長が見事に描かれています。一つ間違えれば、ドロドロとした暗い作品になりがちですが、控え目に演出された菊ちゃんの存在は大きく、作品を上手く支えています。素晴しい一本です。 【sirou92】さん 8点(2003-10-03 13:55:52) |