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映画創成期時代の趣を感じる怪奇映画。BGMはほとんどなく、セリフも少なめ。ストーリーもシンプル。しかし光と影のコントラストを鮮明に映し出すモノクロ映像とこのサイレントな雰囲気はドラキュラの世界観によく合っています。特にベラ・ルゴシ演じるドラキュラが美女を襲う瞬間の妖しい眼光が印象的です。しかしドラキュラはもっと強いイメージがあったけど、案外弱いもの。寝ている間に杭を打たれてしまいました。特に衝撃的なカタルシスはないけれど、味わい深い映画です。クリストファー・リーの「吸血鬼ドラキュラ」とはまた趣が違うので、両者を合わせて見比べるのも一興だと思います。
【ピンク】さん 7点(2004-02-08 19:13:12)
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