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《ネタバレ》 パブリシティではB級を感じさせたが、作品は安っぽさを感じないバツグンの面白さ。
低予算と言っても、ケーリー・エルウェスやダニー・グローバーが出演している訳で 彼らも作品のレベルが脚本を読んで理解出来たからこそ、の汚れ役だったのだろう。 残酷描写も多いがスプラッターの様に血を直接見せるわけではなく、 音楽やカメラワークで見ている者の想像力に委ねている演出は素晴らしいと思う。 犯人の語るメッセージも映画としては珍しく、只の屁理屈に聞こえない点も新鮮だ。 今作は極限状態に置かれた人間の描写に終始している、故に安全な環境の「最前列」で 見ている観客が「ここで、その行動はおかしい」などと野暮な事を言っては、 この作品は楽しめない。「外科医が目の前の死体に不審を抱かないのはおかしい」等と 思う貴方は、自分が同じ状況だったら果たしてそう思うだろうか?私なら無理だと思う。 アダムはともかく、Dr.ゴードンは私の見る限り「アレ」も含めてベストな行動だと思う。 日本語字幕の問題も有るが、劇中の脚本は非常に緻密に作られているので、 英語が少しでも分る方なら、より楽しめたのでないかと思う。 (例:タイトルのSAWがなぜ、The SAW では無いのかなど) 見ている間に「?」と思う事は、劇中でほとんど説明されていますが1度見ただけでは 無理かもしれません。それぐらい脚本は近年に無く良く出来ていると思う。 目立ちませんが音楽や音響効果も中々だった。DVDが楽しみだ。 こんな映画と出会えるのだから映画ファンはやめられない、と言った感じの作品でした。 【masamune】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-01-10 01:44:42)
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