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《ネタバレ》 シリーズ最終作『一心太助 男一匹道中記』。これまでの江戸を舞台にした一心太助シリーズとは一線を画するロードムービーであり、途中、太助が親分となる任侠ものかと思えば、最後は『1900年』ばりの民衆蜂起を見せつける。60年安保の影響もあり、最後の大立ち回りも錦之助の体技やチャンバラではなく、一揆を先導するアジテーター太助に置き換わっている。いろいろな趣向があって、評価が分かれるかもしれないが、私は好き。なんだかんだ言って、やっぱり錦之助の太助に尽きる。太助が画面に現れれば、威勢の良い啖呵が魅力の太助にちげぇねぇ。喧嘩が強くて、人情味あふれる、表情豊かな太助は、やっぱり錦之助だなと。
途中でジュリー藤尾と田中邦衛が現れた時には、これは若大将シリーズの影響もありか?とも思ったが、さすがにそれはなかった。日本橋から東海道を下り、保土ヶ谷まで。舞台は横浜か。ロードムービーならではのロケーションも楽しめた。あの島々は何処だったのかな。 【onomichi】さん [インターネット(邦画)] 7点(2024-07-14 00:47:36)
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