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昨今の韓流ブームに踊らされ、韓国2大スターが出ているからと期待に胸膨らませて映画館に出かけていった世のおば様たちは、この映画の題材の重さに圧倒され、自分たちの軽薄さを身にしみて感じたことでしょう。かく言う私も「どうせ今はやりの韓国テレビドラマの延長さ」と気楽な気持ちで観ましたが、見終わった後、非常にそれを後悔しております。映画の作り方は、ほとんどの方が思われたでしょうが、音楽、映像、戦闘シーンの残酷さは「プライベートライアン」の手法を取り入れていると言う感じです。いやほんとにそっくりです。プライベートライアンは遠いヨーロッパの白人同士の戦争であり、ある程度娯楽的に観られましたが、この映画は言葉は違うけど日本人と同じアジア人、ましてやお隣の韓国での戦争を題材にしているため、プライベート・・・の真似的な作りではありますが、悲惨さはそれ以上に感じました。同胞どうしの殺し合いは悲惨です。ましてやベトナムと同じ東西の代理戦争です。ウォンビンとチャンドンゴンの演技は確かにオーバーで?というところもありましたが、要点は衝いていて最後は納得できるものでした。アジアであれだけの映画を作る国があるということに感動しつつ、今の日本映画は負けているなぁとつくづく感じました。
【RYOU】さん 8点(2004-11-29 11:59:47)
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