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痩せた上半身と鋭い目。あの年代の男の子にしかない入り組んでいる純真な心。主役の男の子の存在感は圧倒的で、彼が画面にうつるだけで心をえぐられる感じがした。
すばらしい映画に会ってしまった。 監督のうまいところは、母親を鬼と描いていないところだ。 母親を一方的に悪と決めていないからこそ、兄弟姉妹のつらさ苦しさが強調されていた。 私は映画の中にすーっと入ってしまい、心の中で自分の感情を確認しないまま泣き、エンドロール後もしばらく呆然となり、その日の夜は眠れなくなって、脇で寝ている7才の娘の顔をわけもなく眺め、うちの電気ガス水道は止まっていないな、と確認した。 【しょりちゃん】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-04-18 12:26:12)(良:1票)
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