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初めてこの作品を観たのは、某タブロイド紙?の映画賞の授賞式においてでした。友人が何故か招待券を持っていたので、何の予備知識もなく一緒に観に行きました。授賞式が始まる前から、一番前の席に、制服をきた女子高生がずらっと並んでいて、一体何だろうと思っていたらなんと、この作品で演劇部員を演じた皆さんだったんですね。授賞式では皆さんがステージ上に一列に並んで、それはそれは壮観な光景でした。今は亡き田山力哉氏が、「天と○」や「稲○ジェーン」をコキ下ろしたり、今となってはいい思い出です。ついでに個人的なエピソードをもう一つ。屋上でボイトレをするシーンで、どこか見覚えのある景色だと思って見ていたのですが、エンドロールで気がつきました。撮影に使われたのはなんと、私の地元にある私立S学園だったのです。赤いタワーと山並みが特徴です。当時高校生ながら、いや、だからこそかもしれませんが、音、特に学校独特の静けさとか騒々しさがリアルで感心した記憶があります。脚本家の方は、電車で女子高生の会話を盗聴して、研究したそうです。作家は女性を描ければ一流といいますが、映画にも当てはまるかもしれませんね。
【わいえす】さん 9点(2004-06-26 01:21:25)
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