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レビュー情報
《ネタバレ》 エレン・バースティンやってくれました。観賞後あのお母さんの印象しか残らないぐらい他の俳優さん喰っちゃってました。演出は、全体を通してすごくぞぞっと来る様な気の利いた演出がいっぱいあってとても良かったんですが、逆にちょっと笑っちゃうような陳腐な演出も度々気になりました。ただジャンキーの脳内ならその陳腐さもむしろリアリティかとも思えるんで、まあ要するに設定が設定だけに何でも有りなんですよね。あとは色々とパターン化させたくどい演出も多少鼻に付きましたが、こう全体で繰り返されていくと見てる側がこの過剰な演出に中毒になってしまうというか、酔って麻痺してしまう感じで、気付けばプロモーションビデオでも見ているように曲と演出に乗せられ、これでもかという悲惨なストーリーにもむしろ痛快さすら感じ、ちゃっかり楽しめてしまいました(予め「ほんと救いが無いよ」って聞かされていたからってのもあるんですが)。ただ、この映画はガンガン落ちるとこまで落ちる様をノンストップで描いているのでインパクトは絶大ですが、一番怖いのはやはり強烈な依存性だと思うので、ドラッグから抜け出そうともがく様も少し演出してくれれば、より良い映画になったようにも思えます。あと最後に付け足すと、マリオンの役はもっと色気の無い女優さんの方が、終盤からラストにかけてのシーンでの哀しい感じやムゴイ感じがもっと上手く出たんではないかと思いました。自分ジェニファーだと色気が先行してしまって、折角お母さんがものすごい顔で頑張ってるのに、ジェニファーが映るたびに興奮しちゃいました。
【イチェルコ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-28 20:29:37)
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