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《ネタバレ》 最初の暴動を起こしている人間の歴史の映像、感染者を撃ちまくってはしゃぐ軍人、その他諸々の展開というのはやはり、怖いのは病気や感染者ではなく人間自身だ、人間の本質はこの映画の感染者達と同じものなのだと言う事なのだろうか。その上での「感染者に未来はない」の台詞というのは、人間の未来への警鐘なのだろうか。それは流石に考えすぎか。というか冒頭の猿の意味は何々だ。等と散々考えが迷走に迷走を重ね脳みそが筋肉痛になってしまいました。この手の映画はメッセージは見える範囲に置いて後は映像美に、エンターテイメントに徹してください。とりあえず、感染者の俊敏な動きはなかなか美しかったです。眠っていて独り置いて行かれる夢を見るのも怖かったけど、正直一番怖かったのはセリーヌが感染した仲間を一瞬で叩き殺したとこ。あれはゾッとした。ていうか血が目に入っただけで感染するのに平気でボコボコ殴りすぎですよ。感染者に襲われて惨い死に方をする仲間の描写が無いのもどうなんでしょう。最初の所でも2匹がかりでタックルして来ても結局、乗っかってウガウガ言ってる内に始末されちゃうし。最後の軍人感染者も結局血吐きかけるだけで、感染させると何故かそれ以上攻撃しないし。捕まるとこれだけ悲惨な目に合うのだという明確なイメージを与えてくれねば、その後の感染者に追われるシーン、戦うシーンでの緊迫感の減少は目に見えているのに。案外それってこの映画の大きな敗因の一つの様な気がしますよ。B級スプラッタになるのを恐れたかな。あと私的にはやはり主人公の彼は死なないとまずいんじゃないかなーと思います。劇場版が見たいな。
【イチェルコ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-06-06 23:50:32)
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