| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 これだけ主役を張れる面子を揃えたら割りを食う人もいそうだなと思ったんですが杞憂に終わりました。当たり前のように全員キャラが立っていて見せ場がしっかりとあって得意技を繰り出しまくり。カット割りと編集が速いのでよく見てないと見逃すかも知れませんが、それぞれのファンも納得できると思いますね。そんな中でもドルフ・ラングレンは相変わらず狂気を潜ませたキャラが似合いすぎだった。その濃い面子を仕切るスタローンは終盤でペイン(スティーブ・オースチン)に敗北し、「後でやり返すだろうな」と思わせるも、その役目は影が薄目だったトール(ランディ・クートゥアー)に任せるなど、映画の中でも一歩引いた面も見せていて晩年のジャイアント・馬場を見る思いでした。でも「俺にはこれしかない!」とでも言いたげにCG全盛の世に無骨なまでに己の身体を張る肉体アクションは観ていて気持ちが良かったな。後進に道を譲る時期が来た気もしますが、まだトップを張って貰いたいモンですけどね。ぜひ続編をお願いします。 【余談】スタッフ・ロールで日本版限定とし、長渕剛の曲が本来の曲を無くしてまで本編にねじ込まれてますが、歌い出しの「我慢がならねえ~!」ってトコで「お前の歌がかかるのが我慢ならねえよ!」と思った人も多いでしょうな。長渕はとんぼくらいまでは役者としても歌手としても好きだったし、この歌の曲調も思いっきりどこかで聞いた事があるようなアメリカンなロックンロールで悪くはない。だが、わざわざ入れるセンスが理解できない。一般層を引き込みたいのはわかるけど、ここ数年のこの手の手法は一番の理解者である映画ファンを蔑ろにしてると思います。まぁ版権の関係でDVDやBDには収録されないと思うけどね。やってしまったモンは仕方が無いので、DVD化する場合は吹替えにスタローン=佐々木功、ジェイソン=山路和弘、ジェット=池田秀一、ウィリス=野沢那智、シュワ=玄田哲章くらいは見返りとしてキッチリやって下さい。
【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-10-18 21:51:51)
ロカホリ さんの 最近のクチコミ・感想
|