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《ネタバレ》
銀行強盗が親から子へ受け継がれている街。日本人には到底理解できない街だな。主人公であるダグは優しく人間らしい男ではあるが、街と環境がそれを許さなかったのか強盗団のリーダーにおさまっている。その生まれ持った運命から逃げる事ができるのか?という物語ですが脚本も練ってあるし見せ方も上手く面白かったです。 表向きは花屋のジジイでありながら穏やかに脅してくる裏では凄味のある元締めを演じたピート・ポスルスウェイトは抜群に良かったし、狂気を忍ばせている幼馴染で共犯者のジェムを演じたジェレミー・レナーは若い頃の何を仕出かすか分からないショーン・ペンを思わせる好演だった。街に囚われた男、街を捨て行こうとする男、それを追う男のドラマは見応えがあり、銃撃戦は音も弾痕もリアルで終始緊張感にあふれた作品。彼女はオレンジのある場所に行ったのだろうか。 伏線の回収も出来ているし、台詞の妙を感じさせてくれる巧さもあった。ベン・アフレックは主演、脚本、監督を担当したそうですがセンスありますね。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-02-10 22:35:50)(良:2票)
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