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《ネタバレ》 原作未読。【穢れ】不浄、汚れ。死・出産・疫病・失火・悪行などによって生じ、災いや罪をもたらすとされる。 怪談雑誌に読者からの体験談をリライトしている怪奇現象には懐疑的な作家『私』。その私へ届いた大学生久保さんの手紙から始まる陰惨な歴史探求物語といった趣き。私と久保さんのコンビネーションは悪くなく、ホラー風のミステリーといった感じで進むのが心地良かった。昭和の角川映画を観ている気になった。演出も控えめで淡々としており他作品と違って直線的な描写はほぼ無いものの、凄惨な事件から発生しジワジワと広がり迫ってくる穢れの不穏な雰囲気は良くていた。陰湿で日本のホラーにハマってるし恐ろしいモンだなと思いました。まぁ穢れがあったら逃げ場は無い気もしますけど呪いや祟りと違って標的や発動条件が無いってのがまた性質が悪く怖いですね。観終って考えてみると『残穢』とは上手いタイトルですわ。原作を読んでみたくなりました。
【ロカホリ】さん [映画館(邦画)] 7点(2016-02-04 23:26:36)
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