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《ネタバレ》 外界から隔てられたセミッシラ島で暮らし日々鍛錬に明け暮れるアマゾン族とお姫様ダイアナ。そこに墜落してきたはじめて見る男と追ってきたドイツ軍。当然のようにアマゾン族があっさり撃退かと思いきやなぜか小銃ごときで次々と殺られ最強の戦士と呼ばれる将軍までがダイアナを庇って銃弾1発で倒される。「え?ワンダーウーマン程じゃないにしろ強いんじゃないの?」と思ったのは私だけではないでしょう。そういう違和感がワンダーウーマン自身やストーリーにも多数あって設定や演出が上手く出来てない感じを受けましたね。アレスを倒せば争いは終結すると信じて行動し、そうはならない事を知り一度は人間に失望するもののスティーブの自己犠牲を見て人類愛に目覚める流れは悪くはなかっただけにもうちょっと練って丁寧に作って欲しかったな。 「バットマンvsスーパーマン」で颯爽と現れダメダメな雰囲気を吹っ飛ばして全部持って行ったワンダーウーマンでしたが、今回の単独映画も同じ感じですね。演じているガル・ガドットの魅力のおかげでもっている感じ。ブレスレットで弾丸を弾いたりクロスして吹っ飛ばす絵面はとても凛々しくてカッコ良く、初めて見るロンドンの世界や人々に興味深げに触れる姿はキュートだった。第一次世界大戦が舞台とはいえ、いつものDCの暗い世界観の中ですらパッと雰囲気を変えるのは凄い。スーパーマンですら暗くしちゃったし、DCは彼女次第だなとつくづく思った。
【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 6点(2017-08-29 22:19:52)(良:2票)
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