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《ネタバレ》 前作『KILLS』でマイケル(ブギーマン)は人間を超越し、人の弱さや心の闇につけこむ恐怖の概念的存在になったと思っていたら、まさか今作では子供が探検で容易に入ってきそうな下水道で暮らしていたとは思いませんでした。しかも、4年後の世界でヘロヘロに弱ってるし『KILLS』での異常なタフさはなんだったんでしょうかね?民衆の暴走化もそういう系になって感化されたからと思ってました。前作の落ちを全てなかったコトにしていたミラ・ジョボビッチの『バイオハザード・シリーズ』のような雑さです。その弱ったブギーマンに触れ共鳴し合ったのがシッターとして面倒を見ていた子供を誤って転落死させてしまったコーリー。裁判で殺人の疑惑は晴れたもののハドンフィールドの住民からは忌み嫌われ心を閉ざしていた彼はそこで闇落ちし悪に開眼していまうワケですが、完結編でこんなの求めてないんですよね。都合よくブギーマンの邪悪な悪意の部分だけ残し影響を受けた新キャラをねじ込んでおきながら、最後のローリーとのタイマンは人間的だし最後には住民揃って挽き肉にし葬った体だし、なんだかなあとしか感じませんでしたね。2018年版の思わぬヒットで舞い上がったにしろブレブレで残念な三部作でした。 まあマイケルを首チョンパにしてもシリーズは続きましたし、この三部作も1の続編という設定だしそのうちまた作るんでしょうね。
【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 3点(2023-04-28 01:45:58)
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