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《ネタバレ》 ここまで作りこんだ痴漢冤罪映画は、恐らく金輪際出てこないだろうと思う。というか誰も作ろうとしなそう。そう考えると、この映画を作った監督は、凄いと思った。痴漢冤罪役の加瀬亮が、まさに冤罪顔してて見事に役にはまってました。この主人公を見てると、自分は冤罪被害に遭わないように、自分で自分を守らないといけないことを、強く思わせてくれますw だってこの主人公、冤罪だけどだらしないし無防備すぎます。なのであまり同情はできませんでした。冤罪という不幸な立場の主人公ですが、周りがとても助けてくれていたので、不幸な状況下でも良い方なんだろうな、と思いました。母親、友人、元恋人、冤罪被害の人、弁護士という周りの人みんなが無実を信用してくれていたのですから。それでも判決は有罪となってしまう結末が、この映画の社会派としての強い意思表示を大きく感じ取れます。色々と知らない事が分かったりするので、裁判について勉強になる映画でした。
【VNTS】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-06-03 01:09:55)
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