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この映画の写真集を見たことがあって、華麗な衣装や背景のセットに見とれて感心したり、それら美術スタッフや製作側の苦労などが伝えられていて、そういうのを知っていたから、評判の悪さは聞いていても結構期待して観たら、多くの方の意見と同じく内容はさんざんだった~っ!なんか、せっかくの衣装や舞台までが滑稽なものに見えてきてしまうような…幻想的な雰囲気を出すためなのか、CGがやたらと使われていて役者の演技が殺されてしまっていると感じる場面も多かった。出演者のベテラン勢の人たちも演技が上手いというのは分かるけど、どうしてもみんな滑稽なキャラにしか見えなかった…。彰子役の子が唯一まともな人という印象だった。ただ、藤原道長が夜中に紫式部の寝所を訪ねて来て、二人が歌を詠み交わす場面が、二人の歌を詠む声が超綺麗でほれぼれしました!それに、あの演技も和歌を覚えるのも難しそう~。実際に、道長が紫式部のところに夜這いに来たらしいという話を聞いたことがあるけど、そういう場で和歌を交換するって、ホント日本独特の風雅な風習って感じ。(やってることは夜這いなんだけど;)内容は、その場面につきましたっ。あとは、思うんだけどこの映画のタイトルの「千年の恋」の意味が良く分からんです。源氏物語が作られた西暦千年の頃の恋という意味なのか、それとも千年間に渡って伝えられてきた恋物語という意味なんかもあるのかな!?
【kiku☆taro】さん 5点(2004-01-31 03:46:15)(良:2票)
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