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この世界には「理想」と「現実」がある。始まりとしての「理想」、終わりとしての「現実」。理想とはきっかけでしかなく、決して終わりを飾ることはない。必ずどこかで現実に支配される。何人として例外はない。そう思っていた。そう決め付けていた。この映画を観るまでは。「非暴力不服従」―これは完全な理想である。現実に侵食された人間には考えることすら出来ないまっすぐな理想。これを実際に掲げ続け、唱え続けた人がいる、その事実だけで私の人生観を変えるには十分だった。全てのことには例外があり、叶わない理想などない・・・。圧倒的な開放感とかつてない高揚感、映画という媒体にこれ以上の何を望むというのだ。
【ガーデンノーム】さん 10点(2004-07-30 04:00:18)(良:1票)
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