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内容や主人公の名前からして、監督がハードボイルド系のフィルムノワールを目指しているのは解るのですが、結果はイマイチでした。本作はビデオで観たせいか、画面全体が暗すぎて観づらい。ノワールな雰囲気を出したいのは解るけど、カラーで撮るならもう少し違ったやり方があると思う。それにこの系列の映画では必ず登場する「運命の女」、本作では東洋の神秘的な美女リンですが、彼女に魅力を感じなかったのも辛いものがありました。混沌としていて謎に満ちた場所としてのチャイナタウン、ハメットに背くように小説とは違う結末を迎える現実など、個人的には好みな作品のはずなんですが、欠点の方が目立ってしまいました。比較するのは間違いかもしれないけど、ハメットという名前を聞くと「マルタの鷹」を想像してしまいます。結果の方はというと、ハメット原作の「マルタの鷹」に遠く及びません。
【ペリエ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-05-27 20:07:44)
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