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《ネタバレ》 いろんな妙ちきりんなキャラクターの中でもひときわ面白かったのが、銀行強盗のジョージ・ベビーフェイス・ネルソン(マイケル・バダルコ)。人にベビーフェイスと言われるとキレまくる。躁鬱病らしく、躁のときの迫力はスゴイを通り越してちょっとコワイ。お金をばらまくし、バンバン発砲するし(笑)。一方、鬱のときは本当に何もかもイヤになるみたいだね。シュンとしている姿がいじらしかったりして。ラストのダム→発電→電気椅子という繋がりがなんとも……壮絶。結局、ジョジクルことエヴェレットの話はガセで、120万ドルの現金の話はデタラメだったけれど、もっと大切なものがダムの底に沈む前に手にしたかったというのが良かったです。結婚指輪で妻の愛を取り戻せると信じたエヴェレットは……なんかかわいいし……ね。弁護士なのにマヌケっぽいところもとっても愛らしいです。それにエヴェレットは常にポマードと櫛を手放さないオシャレ?さん(ちょっと勘違いのところもあるけれど 笑)。眠っているときも頭の乱れには気をつけている。で、そのポマードの名前が“伊達男”。こういうネーミングにもツボ突かれまくりです。ダムの水が入れられたときも犬と一緒に流れていましたっけ(笑)。ああ、もうシクシクおかしいところがいっぱいで、どこから書けばいいのか難しいなぁ。書ききれなかったけれど、ジョジクルと一緒に行動するピートやテルマー、ギター弾きのトミー、聖書売りのおっさん、執拗な保安官などなど魅力的なキャラがたくさんいるので見どころ満載。あっ、そうそう忘れてはいけないのが彼らのバンド“ズブ濡れボーイズ”の魅力。歌がマジで楽しいです。アホっぽく唄うジョジクルたちにやられてしまいました(笑)。
【元みかん】さん 8点(2004-02-10 18:48:10)(良:1票)
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